バリエーション

近頃めっきり寒くなり…秋らしさを感じる日暇もなく、冬が訪れようとしています。

というのは大袈裟かもしれませんが…(東北に比べればまだ寒くないはずなので)

陸上のシーズンもそろそろ終わりを告げようとしていますから、季節は確実に移り変わっていますね。


シーズンオフを迎えたら、その後は冬季練習です。

実は試合もなく練習をひたすら重ねるこの期間こそが、真の忍耐の日々…

しかし、ここでどれくらいの練習を積めるかが、シーズンで力を発揮できるかどうかを占う大切な要素。

また、冬季練習が足りないと、シーズン前半は良くても、中盤から息切れしてしまうということもあります。


そういえば、現役時代によくされた質問の一つに「毎日何m走っていますか?」「いつも腹筋何回するんですか?」というものがありました。

この質問への回答は、非常に難しいです。

なぜなら…走る距離も腹筋の回数も、毎日同じではないからです。

走る距離は、例えばダッシュ系の練習メインであれば、1日の合計にしてしまえば3~400m以内で終わる時もあります。

しかし持久系のトレーニングであれば、5000~6000m、あるいはもっと走る時もあります。

長距離選手ではないので…走る距離が問題ではなく、内容が重要になってきます。

(長距離選手も、ただ距離を走れば良いわけではないんですけどね!)


腹筋もまた然りで、強度の軽い腹筋であれば何百回とやる時もありますし、強度の高いものは10回でオールアウト(つまりいっぱいいっぱい)になるものもあります。

しかも腹筋と一言に言っても、特徴的なシックスパックの腹直筋、インナーマッスルと言われる腹横筋や腹斜筋、更に深部の大腰筋に腸骨筋などなど…運動に必要な筋はそれぞれの働きを持ち、それぞれに対するアプローチの仕方も異なります。(この辺のお話は後述します)

もちろん、毎日腹筋1000回やることは悪いことではありません!

(私が腹筋1000回したときは、尾てい骨あたりの皮が剥けてしまいましたので、毎日できるかどうかは別としてですが…笑)

例えば、新しい動きを習得するときなどは、できるようになるまで(工夫を凝らしつつも)ひたすら繰り返すという作業は必要です。

また、自分の中で「ここは絶対に外せない」と思っている部位のトレーニングは、そこを使う意識を持たせるために毎日欠かさず行う、という事もあります。


ただ、例えば既に習得した動きや筋力トレーニングをするときに、限りある時間の中で毎日同じことをやるよりもバリエーションを持たせてやる方が、様々な場面に対応できる力がつきます。

それぞれへの筋肉へのピンポイントなアプローチの方法を知っていれば、より細やかな動きの修正ができるようになります。


私は全身運動は得意な方ではありましたが、ピンポイントで筋肉を使うのが苦手で…

スクワットをするにも、お尻と体幹を使って上げていきたいのに、ついつい大腿四頭筋(前腿)を一緒に使ってしまったり、地面をしっかり押せずにグラグラしてふくらはぎが疲れてしまったり…

頭では分かっていても、そういった癖を抜くのは時間がかかります。

長い時間をかけて、そういえばできるようになったな、と思う時もあれば、ある日天啓が下りてくるように突然できるようになることもあります。

どちらにしろ努力を続けていなければその瞬間は訪れませんから、多角的な方面から挑戦を重ねながらアプローチしていくしかないのです。

困難なことを練習せずにできるようになることはほとんど無くて、どんなに易々とやっているように見える選手でも、恐らく見えないところで様々な努力をされていると思います。


これは仕事や学業にも言えることで…

できることをこなすだけでは、確かにある程度の成績は残せるかもしれませんが、それ以上の成長は望めません。

ある壁に向かって同じ方向から突撃するより、他の方面から攻めた方が良い方もありますし、様々な要素がバランスよく揃って初めて突破できる壁もあります。

どんな事でも、多方面からアプローチすることが解決の糸口を見つけられることはあるのだと思います。


ちょっと余談ですが、アスリートは腹筋バキバキ!と思わせるあの腹直筋は、体幹を前屈させる動きに使われるものなので、体の軸を真っすぐにしたまま走りたいスプリンターは、実はそれほど腹直筋のみを集中して鍛えるような運動はしないことが多いです。

(が、走ったり、他の腹筋トレーニングの副次的な効果として自然に鍛えられていく、ということはあります)

どちらかというと体幹という文字の如く、どっしりした幹のように体幹を安定させてくれるのは腹横筋や腹斜筋の働き。

また足を引き上げる動きにはまとめて「腸腰筋」とも呼ばれる、大腰筋と腸骨筋が関わってきます。

足を上げるのに腹筋を使う、なんて意外な感じしませんか?

その場で立って、片足の膝を高く上げてみてください。

恐らく多くの方が大腿四頭筋、前腿を使って上げられるかと思います。

足を「腹筋を使って上げる」という意識はなかなか自然に習得できるものではないのですが…(私も完璧にできていたかと言われるとちょっと怪しいです)

そういった、人間が生まれ持った以上の機能を使いこなせるようになるかどうかが鍵なのかもしれません。

陸上教室などで直接お会いする機会があればそのあたりのコツも少しだけお伝えできるかもしれませんので、是非聞いてみてくださいね!


アクセフ体験会のお知らせ


11/7(日)、岐阜メモリアルセンターでFC岐阜VSカターレ富山の試合が行われますが、同日芝生広場にてアクセフの体験・販売ブースを出展致します!

新型コロナウイルスの影響でしばらく対面のイベントは行われておりませんでしたので、実は結構レアな機会なのです。

アクセフについて気になっているので一度試してみたい方、実物を見ながらお買い物されたい方は、是非お越しください!

ブース出展は11時~です(試合のキックオフは14時なので、試合前にもお買い物できます)

→試合・ブースについてはこちら

また、事前にアクセフの公式Instagramにて当日ブースで利用可能なクーポンを配布予定ですので、そちらも要チェックです!(ここだけの話、かなりお得なクーポンです!)

私は午前中に補助競技場でかけっこ教室(募集終了済み)をし、終了後ブースのお手伝いに向かいますので、現地でお会いしましょう♪



RUN ON !!

元アスリートのアクセフコーディネーター・青木沙弥佳による、 ハイパフォーマンスギア「AXF axisfirm(アクセフ)」のおススメ情報 毎週金曜日+αに更新中

青木 沙弥佳
(Aoki Sayaka)

岐阜県岐阜市出身。
中学時に陸上競技を始め、福島大学時に初の日本代表となる世界陸上、そして北京五輪に出場。
専門種目は400m、400mH。
大学卒業後は実業団選手として長く日本のトップで活躍し、2015年に出場した北京世界陸上では4×400mR日本代表メンバーとして日本記録を樹立。
2020年10月に陸上競技を引退し、2021年アクセフコーディネーターに。

AXF axisfirm(アクセフ)公式ブランドサイト

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