リレーを極める④(控え選手の存在)

さて、今まで3回に渡ってリレー種目の面白さをお伝えさせて頂きました。

(伝わったかな…ちょっとマニアックなお話ばかりですみません)


全3回で終わる予定だったのですが…どうしてもお伝えしたいことがあって、もう1回分書かせてください。

それは「控え選手の大切さ」です。

控え選手というのはわかりやすく言えば「補欠」でもあるのですが、主役級に大切な存在であるという個人的な考えから、ここではあえて控え選手、と書かせて頂きます。

リレー種目は多くの大会では最大6名まで(国体などでは8名まで)エントリーできるようになっており、更にその競技会の他の種目に申し込んでいる競技者も出場することができるようになっています。

リレー競技はラウンドを通して2人まで交代ができるようになっています。

(予選参加→準決勝不参加→決勝参加は交代とは見なされません。また、リレー種目にエントリーしておらず、最初のラウンドに参加してない選手の参加も単なる「追加」で「交代」とは見なされないそうな…ややこしいですね!!)

ですので例えば予選はA・B・C・D、準決勝A・B・C・E、決勝A・B・D・Fというメンバーで走ることもできます。


リレー競技が単独で行われる大会というのは少ないので、どうしても他種目との兼ね合いがあります。そういう時に重要な鍵となってくるのが控え選手です。

速い選手はやはり個人種目でも準決勝や決勝に残りますから、その分レース数が多くなりどうしても疲労が蓄積してしまいます。

(もちろんそうならないように練習はしていますけどね!)

そのため速い選手を「温存」するという選択肢が生まれます。

怪我明けや年齢的に体力面が心配される場合も同様です。

もちろん、予選を突破できなければ意味がなくなってしまうので、誰でもいいという訳ではありません。控え選手の果たす役割というのは、相当に大きいものなのです。
リレーでもいわゆる「正規メンバー」というのは、あるのはあるのですが、野球やサッカーでいうレギュラーとはまたちょっと違った感覚で、控え選手も含めて一つのチームなのです。


また、控え選手にはもう一つ大きな力があると、私は思っています。

それは「チームとしての一体感を高める」力。

必ずしもそうとは限りませんが、なんとなく…リレーの記録が出るときって、メンバーの控え選手も含めた5、6名が「誰が走ってもおかしくない」というような状況の時が多いような気がするんですよね。(そうじゃない時もありますけどあくまでも傾向として…)

そういう時ってやっぱりチーム全体が同じ目標に向かって、同じベクトル、同じ速度で前進してる時だと思うんです。

万が一の時でも大丈夫、という安心感ももちろんあります。

層が厚いがゆえ、メンバー内で良いライバル関係が生まれれば、さらなる記録向上も期待できます。

最終的に走るメンバーに選ばれた4人にとっては、実力は変わらないけど選ばれなかった5人目、6人目の為に、という想いも生まれます。

そういった「見えざる力」の作用というのは確実に存在していて、リレーはそれが顕著に現れる種目だと思います。


リレーのメンバーを決める際、特に国際大会での代表チームでは、現地入りしてからトライアルが行われることもあります。

2007年の大阪世界陸上で、私はこのトライアルを経験しました。

この時メンバーは(手動計測ですが)全員自己記録を上回るくらいのタイムで、更に僅差だったと記憶しています。

それくらいメンバーのコンディションが仕上がっていました。

実は遡ることその3か月前には、大阪国際グランプリにて女子4×400mの日本代表チームが久しぶりの日本記録を樹立したのですが、実はその時私はメンバーに選ばれず、スタンドでビデオ撮影をしていました。

先輩たちが日本新を樹立した喜びと、自分がそこに居ない悔しさとがありました。

同時に、自分が走ったときに控えで居てくれた選手に、私は今でも深い尊敬の念を抱いています。


このように「控えメンバーやメーンバー入り一歩手前のメンバー」が充実していることは、チーム内で切磋琢磨して良い記録を目指せること、安心感、チームとしての一体感、様々な面でプラスになり得るのです。


これは陸上競技やスポーツ以外にも言えることで、組織や団体でも表に出るメンバーと、裏方で支えるメンバーとがいると思うのですが、この裏方が盤石でなければ成り立ちません。

また、人だけではなく、一つの成功のためには、環境、道具、あらゆる要素が必要不可欠となります。

自分を生かしてくれているものは何なのか…しっかりとその支えを感じながら、私も今後生きていきたいと思います。


Today's Recommend Item


という訳で今回は縁の下の力持ち的なアイテムをご紹介したいと思います!

「メンズ カーフサポーター」

サポーターという名前が入っているのでついついチョイスしてしまいました…

カーフ=ふくらはぎ、つまりふくらはぎに装着するサポーターです。

実はアクセフの起源を辿ると介護分野での開発から始まった側面があるため、サポーター類の商品展開が豊富です。

ふくらはぎに装着する製品は全部で3種類ありますが、これはその中ではちょうど真ん中くらいのフィット感。

フィット感でいうと、きつい方から順に

着圧プレミアムゲイターカーフサポーターレッグフィット

となります。


カーフサポーターは程よい締め付け感で、運動中に装着しても動きの妨げにならず、なおかつ下がってくることもありません。

一応「メンズ」となっておりますが、標準体型の女性であればMサイズで装着できると思います。(かなり足の細い方だと、もしかしたらちょっと緩いかもしれません…!)

もっとゆるめ/きつめが良いという方は、是非上で比較している製品もご覧になってみて下さい!

サポーターとしての機能はもちろん、アクセフに含まれるIFMC.の効果でパフォーマンスのアップも期待できますし、冬場の防寒としても使えます。

アクセフ公式通販サイト「アライフ」では現在、敬老の日クーポンを発行しており、対象商品が20%オフになるお得なキャンペーンをしています!

キャンペーンは9/20(月)いっぱいまで。

対象商品には上記のサポーター3種も含まれています。

お年寄りの方へのプレゼントにもとてもおススメな商品です。


これを機に是非アクセフをお手に取ってみて下さいね!


RUN ON !!

元アスリートのアクセフコーディネーター・青木沙弥佳による、 ハイパフォーマンスギア「AXF axisfirm(アクセフ)」のおススメ情報 毎週金曜日+αに更新中

青木 沙弥佳
(Aoki Sayaka)

岐阜県岐阜市出身。
中学時に陸上競技を始め、福島大学時に初の日本代表となる世界陸上、そして北京五輪に出場。
専門種目は400m、400mH。
大学卒業後は実業団選手として長く日本のトップで活躍し、2015年に出場した北京世界陸上では4×400mR日本代表メンバーとして日本記録を樹立。
2020年10月に陸上競技を引退し、2021年アクセフコーディネーターに。

AXF axisfirm(アクセフ)公式ブランドサイト

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