リレーを極める ②(4×400mリレー)

さて、少し間が空いてしまいましたが、第2回目となりましたリレーシリーズ。

開催されるだろうと思っていた、リレー日本一を決める「日本選手権リレー」は、残念ながら開催中止が決定されてしまいました…

残念で仕方ないのですが、情勢を鑑みれば仕方のない事かもしれません。

選手たちがどこかで気持ちを発散できる場が、あれば良いのですが…


そんな中だからこそ、皆さんにリレーについてもっと知って欲しい。

リレーにかける熱い思いを感じてほしい。

ということで、今回は4×400mリレーについてお話させて頂きます!


私の本業であった、400mを4人で走る4×400mリレーは、4×100mリレーとはまた違った楽しさがあります。

(先の五輪でも、日本の男子4×400mリレーチームが日本タイ記録でしたね!)


400×4=1600mとなるため、通称「マイル」とも呼ばれます。(1マイル=約1600m)

4×400mRのスタート地点は、400mとはまた異なります。

通常、第1走者は各自のレーンを走るセパレートレーンなのですが、第2走者の第2コーナーの終わり、「ブレイクライン」と呼ばれる所からレーンに関係なく全員が1レーンを走るオープンレーンになります。

800mでも見られるルールですね。


そこから熾烈な位置取り争いが始まります。

体やバトン同士が接触することも多々あります。

なので、バトンが飛んで行ってしまわないようにしっかり握っていないといけません。

当然内側を走るのが有利ですが、ポケットと言って、周囲を選手に囲まれてしまうと、勝負所で前に出られないことも。

短距離の中では唯一オープンレーンなので、結構激しい種目なのです。


4×100mリレーに比べると分かりづらいですが、4×400mリレーにもテイクオーバーゾーンは存在するので、当然そこを超えてしまうと失格になります。

そのため一見小さな差ですが、バトンパスの技術も序盤の良い位置取りに繋がります。

4×100mリレーと違いマークを置くことが出来ないこと、後半の減速率に差が大きいことから、やはり前走者の走りやコンディションを見抜き、これならいけると信頼した上でスタートすることが重要になってきます。

バトンが届かないと、テイクオーバーゾーン内で止まることはできても、400mを走る上で実はとても重要な前半の加速力が失われてしまうのです。

(前走者が明らかにキツそうな顔をしているときは、なるべくギリギリまで引き付けて出たりします)


第3走者以降がテイクオーバーゾーンの入り口に並ぶ順番は、コーナートップ制と言って、前走者が第3コーナー(200mのスタート地点)を通過した順番となります。

この時走者は基本的に第1レーンを走ってくるので、当然外に並ぶ方がロスが大きくなります。

それ故に先述した通り、熾烈な位置取り争いが行われるのです。


また4×400mのもう一つ面白い点は、勝負を仕掛けるポイント。

当然ですが、選手はラストにスパートします。

ではどこから加速し始めるか?

十分余力がが残っているのであれば、より手前からスパートをかけた方が勝つチャンスは大きくなるように思えるのですが…


コーナーを並んで走っている場合は、外側の選手がそれだけ長い距離を走ってしまっていることになります。

ただ、並んでいる選手のスピードが落ちてきているのにいつまでも並んだままでは、後ろの選手に追いつかれたり、せっかく保っていたスピードが無駄に落ちてスパートするのが困難になってしまったりします。

案外、走りながら色々な駆け引きをしているのです。

この場面は迷ってしまうと負けなので、とにかく直感で判断できるよう、日頃から練習と経験を重ねておく必要があります。


そんな4×400mリレーの良い点は…

スタートの直前まで、チームメイトと一緒に居られることです。

4×400mリレーはそれぞれの場所に散らばってしまうのですが、4×400mリレーは4人とも同じ場所で待機します。

ゴールした後もすぐに喜び合えます。

(4×100mリレーは全員集合するまでに5~10分かかるので、優勝したとしても喜び合うまでに若干のタイムラグがあります。笑)


また、多くの大会では4×400mリレーは、競技日程の最後に行われ、オオトリとなる種目。

対抗戦などでは、勝敗を決する重要な勝負所となります。

メディアなどでは4×100mリレーが注目されがちですが…ぜひぜひ4×400mリレーの魅力も知って頂きたいところです!


実は他にも沢山面白いリレー種目はありますが、

ちょっとびっくりするようなマニアックなリレー種目について、またの機会に語らせて頂ければと思います。

お楽しみに!


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RUN ON !!

元アスリートのアクセフコーディネーター・青木沙弥佳による、 ハイパフォーマンスギア「AXF axisfirm(アクセフ)」のおススメ情報 毎週金曜日+αに更新中

青木 沙弥佳
(Aoki Sayaka)

岐阜県岐阜市出身。
中学時に陸上競技を始め、福島大学時に初の日本代表となる世界陸上、そして北京五輪に出場。
専門種目は400m、400mH。
大学卒業後は実業団選手として長く日本のトップで活躍し、2015年に出場した北京世界陸上では4×400mR日本代表メンバーとして日本記録を樹立。
2020年10月に陸上競技を引退し、2021年アクセフコーディネーターに。

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